スーパージャパンカップ、セグエ選手権とその裏技
スーパージャパンカップ、セグエ選手権とその裏技
こんにちは!立石です。
今回は、幕張メッセの熱狂を支える「全日本セグエ選手権」を深掘りします。通常の5種目競技とは全く違う「セグエ」の世界。ルールを知ると、観戦も10倍楽しくなります!
1. セグエ選手権の基本ルール
セグエ(Segue)とは、1組ずつで踊る「ショーダンス」形式の競技です。JBDFの規定により、非常に細かくルールが定められています。
出場資格: 3大大会の準決勝に2回、トップクラスの選手のみに許された聖域です。
ダンス構成: 5種目の中から1種目以上を含める必要があります。全体の70%は選択したセクションの競技種目で構成しなければなりません。(近年3種目以上から変更になったようですね!)
曲の長さ: 2分45秒〜3分30秒以内。
リフト: 全体で3回まで認められています。
ホールド規定: スタンダードでは、ホールドを外すのは1回につき20秒以内、最大4回まで。これを破ると減点対象になります。
- 小道具: 禁止だが衣装の一部なら可。
2. 知る人ぞ知る「裏技」と戦略的アプローチ
ルールが厳しいからこそ、そこをどう「逆手に取るか」が勝敗を分けます。トッププロたちが実践している戦略的なポイントを紹介します。
① 「リフト」の工夫
セグエでは「3回」というリフト制限がありますが、実は**「何をもってリフトとするか」**には審判の解釈が入り込みます。
「足が離れていなければセーフ」理論: 女性の片足がわずかでもフロアに触れていれば、それは「激しいポージング」でありリフトにはカウントされません。女性が2秒以上フロアから離れるとリフトと判断されます。
② 70%規定を逆手に取った「他ジャンル」の融合
「競技種目が70%」ということは、残りの30%は自由だということです。
コンテンポラリー、ジャズ、バレエ、時には空手や日本舞踊のエレメントを混ぜる選手もいます。この「30%の異物感」をいかにテーマに即して表現できるかが、芸術点(アーティスティック・インプレッション)を伸ばす鍵です。
③ ホールド解除(ディヴィエーション)しない裏技
スタンダード選手にとってホールド制限があるため、なるべくホールドを継続したまま様々な形や表現をするかが「勝負の鍵」
ホールドの定義(セグエにおいて)は、男性の左手と女性の右手、男性の右手と女性の背中がそれぞれコンタクトしていること。よって向かい合っていなくてもそこをコンタクトしていれば、女性が背中を男性に向けたポーズをしてもホールド継続とみなされる。
3. 採点基準のヒミツ:公平性のあるシステム
セグエの採点は「相対評価」ではなく、**「絶対評価」**です。 技術点と芸術点の2軸で、複数の審査員が採点します。その中から最高点と最低点の2つを除外した点数で順位が決まる。(極端な採点や忖度に影響されにくい)
オリンピックやフィギュアの採点方法に似ているんですねー。
- 技術点においてはもともと上手い選手が高得点になりやすいが、芸術点において下剋上の可能性がある。
外部審査員(社交ダンス以外のバレエやコンテンポラリーなど)の審査により、先入観のない審査がされやすい。
4. ちなみに
セグエに出場する選手はめっちゃコストがかかります。男女の衣装にレッスン代と優勝したら賞金100万円ですがそれ以外はマイナスです。
それにセグエの練習で5種目戦の練習時間という時間的コストも圧迫してしまいます。
このマイナスを回収するには素晴らしいショーを作り、スペシャルゲストで各イベントに出演したり、セグエで培った技術を普段のダンスや仕事に生かすほかありません。
また、セグエの映像は著作権の問題でビデオの販売が出来ないため観れることはプレミアです。
まとめ:背景を知ればドラマが見える!
セグエ選手権は、単なるダンスの試合ではなく、選手が人生やコストをかけて作り上げる「血肉」です。 次回の観戦時は、そういった思いや「ここでホールド外した!」とルールをチェックしながら見てみてください。そしてビデオでは見れずめったにお目にかかれないので、セグエを見れる機会があればぜひ目に焼き付けましょう。
プロの技術と戦略の結晶に、きっともっと感動するはずです!
スーパージャパンカップスーパージャパンカップダンス | 競技会 | 日本ボールルームダンス連盟
立石
池袋校 (火)(金)(土)
大宮校 (月)(水)(木)
<大宮グループレッスン>
(月)19:00スタンダード初級 (3,4月スローフォックストロット)
(水)19:00ラテン初級(3,4月チャチャチャ)
(木)13:00スタンダード初級(3,4月ワルツ)
(木)19:00ラテン中級(3,4月サンバ)

