５月某日

とある箱の中に７人の男女が集まっていた！それぞれのコードネームは…Ｎ、Ｓ、Ｍ、Ｋ、Ｔ、Ｅ、Ｔe。ＴeはもともといたＴと差別化するためにＴeと呼ばれている。名付け親は、いまはもう此処には居ないＵである…
箱は更に小さく５つの部屋に分けられていた！男女１人ずつが入った部屋がふたつ…残りの３つの部屋には男が１人ずつ入っていて、皆少し緊張したような、神妙な表情にみえた…部屋と部屋は仕切られてはいるが、それぞれの顔も見れるし会話も出来た。
箱の大きさは変わらない。しかし箱の中の部屋の数は、人が入ってくる度に増えていく不思議な空間だった！最後に入って来た者には、倍の広い空間の部屋が与えられた。
広い部屋には、1番最後に入って来たＫが収まっていた！日頃から目立つのが好きなＫは満足気に見えた…
もうひとり…目立つのが大好きなＴeが突然部屋を出た！すぐに戻って来ると、Ｋの居た部屋とキレイに入れ替わった。Ｔeは広い部屋を手に入れ、穏やかに微笑んでいた…

話し合いはボスとおぼしき、ＮとＳによって粛々と進められていった…

最後に全員が【ハイパーテキストシステムに公式の記録を上げる事】が決められた！横文字の苦手なＭは激しく抵抗したが、皆に押し切られる形で決定してしまった…
昔、組織の連絡を受け取る手段も、横文字の得意なＴとＥに寄って、Ｍは無理矢理取得させられたのだ…

公式の記録をあげる期限がすぐそこに迫って来た…途方に暮れたＭは、法外な報酬と引き換えに今回のミッションの手助けをＴとＥに乞うことにした…
テキストを送るので、記録を上げて欲しい！と。

コードネームＭ…
サカネダンススクール 大橋光洋